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ふと見渡せば、世界に「お米の国」は数えるほどしかありません。多くの人々がパンや麺といった麦を主食としています。以前、中国の友から「お米の国は水が美しい国!うらやましい」と言われました。
ご存知の通り、麦は多少枯れた土地でも育ちます。一方、米は水が清く豊かに流れ、その源には山があり森があり、大地がいつも満たされている、恵まれた場所でしか育ちません。日本はなんと贅沢な国でしょう。
そして私たちの身体は、この天地水の恵みが集約されたお米でできているんだなあ、と最近しみじみ思います。元気がない時も、炊きたてのごはんでもりもり力がわく、おにぎりを見るとにんまり笑顔になる、さらに昨今の米麹を使った食の人気ぶりを見ても、もうこれはDNAにばっちり刻み込まれているなと感じます。昔から食べ継がれているものが、私たちの身体にいちばん合っていると本能が教えるのです。
そんな中で40歳を過ぎてから、目に見えて必要に迫られたこともあり(笑)、お米やお酒の美容効果にも注目するようになりました。日本人に合う化粧品は日本の地に根付いたものでつくられるべきでは?と日々の料理なら当たり前にこだわっていることに改めて思い至ったりもして。
我が家の糠床に手を入れれば、顔をずぼっとつけてみたい衝動にかられるほど手がツルツルになるし、94歳まで美白で美肌だった祖母は、日本酒をお風呂に入れていました。トップアスリートがお酒マッサージで回復した、という話も耳にしたことがあります。
そこで、かねてから酒粕やみりんの丁寧なつくりに信頼をよせ愛用している福光屋さんの、お米の化粧水からはじめてみることに。すこぶる調子のいい毎日となったのは、決して自己満足
ではないと思っています。アミノリセの、甘酒のような香りも昔馴染みで懐かしく、ほっと安心します。
急にきれいになる、なーんてことは、できるならばお願いしたいけれど、難しいこと。まずは、身体の内側から、毎日食べるもので整えるのが、実は近道だと思います。その上で、身体にとってお馴染みのもので、外側からもケアしてあげたら肌が素直に喜んでくれる!と発見しました。
贅沢な恵みをうけた日本のお米で、内からも外からも健やかにすごしたいと思っています。

フードコーディネイター&スタイリスト。「リコズキッチン/Riko's kitchen」主宰。九州の古い大型旅館で生まれ、季節を感じる食材や料理、しつらえをこよなく愛するように。もてなし好きが高じ、2005年から自宅で料理サロンを始める。その後NYマンハッタンでの生活を経て、東京代官山にリコズキッチンをオープン。旬の食材を活かした、シンプル&モダンな家庭料理とスタイリングが評判になり、予約の取れない人気の教室に。2011年8月『もてなしごはんのネタ帖』(講談社)、2010年9月に電子書籍『Okazu Tokyo @ summer』を出版。日々のごはんをつづった『リコズキッチン ひと手間かけて旬ごはん』は週に2万人以上が訪れる人気ブログ。
http://ameblo.jp/marukinsyokudo/




